躁のときの私~その3:海外旅行

躁のときの私、前2回はこちら。

 

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当時シングルマザーだった私は、1才と8才の子供と生活していた。

 

毎日仕事で忙しく、仕事に追われつつも、保育園にお迎えには行かなくてはならないし、上の子の習い事の送り迎えもあった。

18時までに終わらなかった仕事は子供たちを寝かしつけた後、夜中にやっていた。

 

そんな忙しい毎日なのに、私はフラッと海外に行っている。

しかも半年内に2回も。しかも2回とも突然。

 

躁ってこわい。いまだからこう思えるが、当時はノリノリで怖いものなんてないから、全く意に介さずだった。

 

1回目はアメリカ。このときは約10日間。

突然仕事を休み、子供は夏休みでもなんでもないのに、小学校を休ませ、実家に預け、(実家は居住県から遠いのでアメリカへ行く前日に飛行機で子供と一緒に実家に行き、私だけ戻ってきて、次の日渡米)私は一人アメリカへひとっ飛び。

離婚で大変な思いをした自分へのご褒美♪という考えだった。

行く直前に国際免許の申請をし、アメリカでもレンタカー運転。

海外は楽しかった。羽が生えるとはこのことだとでも言うように海外へ飛び、思いっきり羽を伸ばした。

その間依頼された仕事もたくさん断った。

仕事のことはもったいないなかったけれど、あのとき渡米していなかったら、躁は継続できていなかったと思う。下降線だった自分に喝を入れた感じ。

アメリカから帰国翌日に飛行機で実家へ飛び、子供を迎えてまた飛行機でとんぼ帰り。

で、仕事再開。(躁ってすごい。。。)

 

帰ってきてから大変なのは子供だった。土日はさんでいたものの実質7日間の授業を休んでしまったので、担任が補習授業をしてくれた。

子供は必死にがんばってなんとかみんなに追いついたという。

子供の学業のことなんてな~んにも考えていなかった。ごめん。

 

2回目はタイへ。このときは4日間。今度は子連れ。

しかも行くと決めたのは2日前。

「タイ行きたいな~。」となんとなくチケットを検索し、2日後の安めのチケットがあるのを発見、即購入、という恐ろしい事態。

一人で1才と8才つれて、よく行ったもんだ、と今は思うが、当時は全然平気のおちゃのこさいさい。

美味しいタイ料理を堪能し、子供つれてタイマッサージにも行き、BTS(タイの電車)を乗りこなしてお買い物三昧。現地でツアーに参加し、3人で象にも乗った。

タイ人は子供にとても優しいので、海外であるという不安も全く感じなかった。

 

で、帰国は朝だったが、そのまま仕事で、子供たちは昼から小学校と保育園へ。

躁の私の強行スケジュールに、子供たちは振り回されっぱなし。

今から考えるとホントかわいそう。。。

 

躁ってすごい。なんでもできる気がするし、人目も気にせず自由を謳歌。

毎日がキラキラ輝き、そして超刺激的だ。 この刺激は躁の脳にさらに拍車をかける。

 

しかし、このタイ旅行の後、体調は一気に急降下していくことになる。

タイでテンション上がり、脳は躁のピークに。そしてとうとう身体がついていかなくなり、バランスが崩れ、精神的に不安定になっていくのであった。。。。

 

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