躁うつ病のプライド
私は基本的に、躁うつ病であることを悲観してはいない。
確かに躁うつ病のせいで失ってしまったものは多い。
もし正常だったら、あんなことはしなかっただろう、こんなことにはならなかっただろう。
いっぱいある。
けど、躁うつ病って超特別じゃない??
普通の人には送れないような人生送れる。
あの、全能感、昂揚、人生を謳歌する感覚。
躁うつ病でなければ味わえない感覚だ。
それがたとえ短期でもそのあとにくる恐ろしい鬱の波に襲われても、普通の人には絶対味わえない。
私達躁うつ病は特別なのだ。
選ばれた人間にしか与えられない、この特別な病気。
そう思うと全く悲観する必要なんてないのだ。
実際、芸術の世界をはじめ、いろんな分野で天才的な結果を残した人に躁うつ病は多い。
天才だよ?天才。
その可能性を私達躁うつ病患者は秘めているのだ。
脳の疾患である躁うつ病。
通常、人間はそのすばらしい脳を持ちながらその半分以下しか機能させていない。
ところが躁うつ病の躁は、その脳を活性化し、普通では使えない部分まで脳を使うことができる。
だからこそ偉業をなしとげられるのだ。
もしかしたら明日、その芽が開くかもしれない。
そのときは突然やってくるのだ。
ちなみにこれを書いている私はちょっと躁気味かもしれない。
今の私に全能感や昂揚はないので、軽躁くらいだろう。
わりと冷静に、本気でこれを書いている。
まあ、こんなことを書く時点で普通じゃない、と言われてしまうかもしれないが。
私はこうして躁うつ病としてのプライドを持っている。
そのうち自慢しちゃうかもしれない。
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