躁のときの私~その1

躁のときの自分の状態を振り返ってみる。

 

1.仕事量

仕事の依頼は前年の約2倍くらい、でもハイペースで処理。売上も前年の2倍強。それをたった一人でこなしていた。依頼者への対応はいつもニコニコハイテンション。

昼間は外に出てしまうことが多かったので、子供を寝かしつけたあと夜中に書類作成。2時とか3時とかまで。でも翌日は6時には起床。目覚ましいらず。

 

2.育児・家事

上記1.の仕事をしながら住居の引越しおよび仕事場の引越し。下の子の保育園さがし。

小学生の上の子には習い事をさせていたので、その送り迎え、行事への参加、専業主婦のママさんと変わらないくらいの関わり方をしていた。

下の子は0歳後半だったので、母乳もあげつつ、離乳食も手作り、保育園の送迎、すべて一人でこなす。

 

3.趣味

日曜は自分の趣味であった競技スポーツに没頭。早朝5時半起床、子供たちも道連れ(面倒みてもらえる人はいなかったから。。。)にしながら練習はかかさず参加。

試合にも出ていた。結果も出て、入賞したり。

 

4.体の様子

激やせした。体重は約6kg減少。体脂肪率は男子さながらの11%まで落ちた。

けれど食事はきちんと3食、無性に甘い物が食べたくて、1日にキットカット1袋(個別包装になってるやつ)、またチョコ棒も常備。これらお菓子類だけでも相当なカロリーだったと思うが、体重は一向に増えなかった。心配した友人からプロテイン(太る用のやつ)をプレゼントされ、毎日飲んでいた。。。でも太らず。

 

 

1~3は今から思い返すと、よくやってたな~と思うし、周りからもそう言われていた。

けれど当時の私は「全く大変だと思っていない」「これだけのことをこなせるのは私しかいない」「やっぱり私はすごい」と思っていた。。。躁だわ、躁。

 

実は当時、脳みそがフル回転しているのを感じていた。

仕事、子育て、家事、趣味、脳の中にそれぞれの歯車が並列に並んでいて、すべてがフル回転。電話一本で瞬時に該当の歯車に焦点を合わせ対応する。

仕事に関しては常に20件くらいの案件を回していた。それぞれの情報は自分でも驚くくらいに頭に入っていた。

あの異常なほどの糖分摂取も、脳を回転させるために消費していたのだと思う。

だからいくら食べても太るどころか、脳に養分がまわってしまって、体は痩せていくという。

この時点で双極性障害の躁だとわかっていればなぁ。。。

まわりからは心労、ストレスからきてるんじゃない?と言われたが、脳の異常稼働でした。

TBSの「SPEC」というドラマで、主演戸田恵梨香が演ずる当麻紗綾という変人が直にはちみつを飲んだり大食いしたりものすごいカロリーを摂取するのだが、脳の稼働に必要なんだろうな~、私もこれと一緒か~、くらいにしか思っていなかった。

 

1~4、思い返せば、まさに双極性障害の躁症状に適合しすぎていて笑える。。。

 

 

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