建前と本音:社交辞令

私の信念。

「二言はない」

だった。

 

「武士に二言はない」「男に二言はない」という言葉が有名かな。

言ったら必ずやり遂げる。

有言実行ともいうかな。

 

私は武士でも男でもないが、二言はない、を通してきた。

 

できることはできるというのはもちろんだけど、できないことをできるとは言わない。

けれど世の中には社交辞令というものがある。

 

「ごはんいきましょう」

「飲みに行きましょう」

「顔出します」

こんな言葉は社交辞令として、簡単にみんな使っている。

本気で言ってる場合もあるだろうが、実現することは少ないことが多い。

にも関わらず、

「ごはんいきましょう」って言ったからには行かなくちゃ。

「お茶しましょう」って言ったからにはお茶しなくちゃ。

私には二言がないのだからと、言った相手には必ず実行にうつしていた。

 

そして「二言はない」を自分にだけに課していればいいものを

特に男性に対しては二言を言う男はダメなやつ!という厳しい態度をとっていた。

 

第一弾は夫。

口ばっかりで、二言だらけなことが発覚し離婚。

信じていたのにだまされた!と。

第二弾は離婚していた間親身になってくれた人たち。

私が尊敬していた人たちだったし、この人たちは絶対二言はない!と勝手に信じていた。

だからその人たちが一度言ったことを反故にしたときには、

「お前もか!」という怒りと絶望の波が押し寄せてきて、生きていくのが嫌になった。

 

まあ、これをきっかけに全てを投げ出し鬱転したわけだけど。。。

 

私は卒業してすぐ結婚し、その後資格をとって自営業を始めてしまったから、

あまり社会にもまれていない。

だから、社交辞令とかそういうのにもあまり慣れていなかった。

 

大人の世界は本音と建て前は違うことばかりなのにね。

 

どれが本当でどれが嘘なのか。誰を信じて腹を割って話せばいいのか。

ある意味悲しいけどそういう世の中だ。

 上手に生きていかないとね。

 

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